Ricty とは
とても見やすい、プログラミングに向いたフォント。 *1
Inconsolataという英語のフォントと、Migu 1Mという日本語のフォントをあわせたフォント。
インストールするには、上記の素材をそれぞれ集めてスクリプトを使って生成しないといけないみたい。
(追記20160304)頑張ってRictyをインストールしたけど、
Ricty Dimininshedっていう簡単にインストールできる似たフォントがあるそうです。
あとMyrica(MyricaM)っていうフォントも可読性良かったです。
Rictyフォントの作成とインストール
(1) fontforge のインストール
Homebrew をインストール
# 省略
Command Line Tools for Xcode をインストール
xcode-select --install
fontforge をインストール
brew install fontforge
(2) Ricty 生成スクリプトの用意
git をインストール
# 省略
Ricty 生成スクリプトのコードをgithubからclone
git clone https://github.com/yascentur/Ricty.git
cd ./Ricty
この./Ricty/
フォルダ内で、素材となるフォントのファイルを配置して、作業していく。
(3) Inconsolata フォントのDL
http://www.1001freefonts.com/inconsolata.font から inconsolata.zip をDLする。
(4) Migu 1m フォントのDL
http://mix-mplus-ipa.osdn.jp/migu/#migu1m から migu-1m-20150712.zip をDLする。
(5) 必要なフォントを配置
以下の4ファイルを、さっきの./Ricty/
フォルダにコピーする。
Inconsolata-Bold.ttf
(inconsolata.zip内)Inconsolata-Regular.ttf
(inconsolata.zip内)migu-1m-bold.ttf
(migu-1m-20150712.zip内)migu-1m-regular.ttf
(migu-1m-20150712.zip内)
(6) Ricty フォントを生成
# さっきcloneした./Rictyフォルダ内で、
sh ./ricty_generator.sh auto
ずらずらーっとログが出て、成功するとSucceeded in generating Ricty!
って最後に出てるはず。
すると以下の4ファイルが生成される。これがRictyのフォントのファイル。
./Ricty
フォルダをFinderで開いて、上記4つのファイルを順にダブルクリックして「フォントをインストール」を選択していけば、順にインストールされる。
(7) インストール先
Macに入っているFont Book.appを起動してユーザって所で確認できる。
インストールしたRictyフォントを各種アプリケーションに設定
(1) SublimeText に設定
- Sublimeを起動して
Menu Bar
→Sublime Text
→Preferences
→Settings - User
- すると設定ファイルが開くので、
"font_face": "Ricty"
を追記する。
全体感は、例えばこんなイメージ:
{ // ・・・(省略)・・・ "font_face": "Ricty", "font_size": 12 // ・・・(省略)・・・ }
SublimeTextのバージョンは3(Build 3103)で、日本語化はしてないです。
(2) LightTable に設定
- LightTableを起動して
CTRL + space
でCommands
を開くuser behaviors
と入力してEnter
- すると設定ファイルが開くので、
[:editor :lt.objs.style/font-settings "Ricty" 12 1.2]
のようなのを追記。*2
全体感は、例えばこんなイメージ
;; ・・・(省略)・・・ [ ;; ・・・(省略)・・・ [:editor :lt.objs.style/set-theme "lesser-dark"] [:editor :lt.objs.style/font-settings "Ricty" 12 1.2] [:editor :lt.objs.editor/line-numbers] [:editor :lt.objs.editor/highlight-current-line] ;; ・・・(省略)・・・ ]
LightTableのバージョンは0.8.1です。
(3) iTerm に設定
- iTermを起動して
Menu Bar
→iTerm
→Preferences
→Profiles
タブ- 左側のペインで
Default
列に☆
が付いてる付いてる行を選択して - 右側のペインで
Text
タブ Regular Font
→Change Font
ボタンCollection
:日本語
を選択Family
:Ricty
を選択
Non-ASCII Font
→Change Font
ボタンCollection
:日本語
を選択Family
:Ricty
を選択
Type Face
とSize
はお好きに。設定画面的には↓こんな感じ。
iTermのバージョンは2.1.4です。
(4) IntelliJ IDEA に設定
- IntelliJ IDEAを起動して
Menu Bar
→IntelliJ IDEA
→Preferences
で設定画面を開いて- 左側のナビゲーションで
Editer
→Colors & Font
・・・ - そして
Font
を選択してEditer Font
→Primary font
:Ricty
を選択
- そして
Console Font
を選択してEditer Font
→Console font
:Ricty
を選択
- ダイアログを閉じる前に
Apply
かOK
を押すのを忘れずに。設定画面的には↓こんな感じ。
IntelliJ IDEAのバージョンは15.0.4です。
参考
- http://maplesystems.co.jp/blog/all/programming/5997.html
- http://qiita.com/kotarella1110/items/50427256fdee7579b6ba
はまったところとか感想
- Inconsolata の .otf のファイルを使ってやってみようとしたんだけどうまくいかなくて、ttfを探してきた。
- migu は 1m 以外にも 1p とか色々あって、サイト上でどこからDLするのか迷った。
- そもそもフォントをインストールするのが初めての経験だった。
- LightTableって使われているのだろうか。