- 分離量は、数えるもの。1個、2個、3個...。
いくつ?と聞く。
「分離量」と「離散量」は同じ意味でいいのかな?
- 連続量は、測るもの。
どれくらい?と聞く。
はかりの多くは、連続値を長さの表現に変換するもの。メスシリンダーは、体積を高さに変換する。(アナログ)時計は、時間を円周の長さ(角度)に変換する。スピードメータは、速さをメータ上の長さに変換する。なぜなら、「長さ」は人間に認識しやすい。
分離量は、容易に比較できる。3個と6個だと後者のほうが多い。連続量は、直接並べないと比較が難しい。そして、直接並べられない2者を比較するためには、間接的な何か(=はかり)をなかだちにして、それを両者に並べて比較する。
このとき、間接てきな何かで完全にはかり切れなかった余りをどう処理するかで、少数と分数が生まれる。
「なぜ」に特化して歴史から学ぶ数学の本。少しづつ面白くなってきた。おととい読んだ『コーディングを支える技術』もプログラミング技術と言語設計を「なぜ」の観点を主軸に歴史にそって読む本だった。縁があるぜ。